東京新聞「天職ですか」に掲載されました

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8月25日(日)発行の東京新聞「天職ですか」のコーナーにおきまして、
当店ネクタイ担当のチーフデザイナー、佐藤を取り上げて頂きました。
下記記事内容全文になります。どうぞご覧くださいませ。

天職ですか
ネクタイデザイナー 佐藤由記也さん/67/=東京都中央区
有名ブランドの店が集まる東京・銀座に芸術品のような色遣い、光沢、大胆な構図のネクタイで
人目を引く一角がある。四丁目交差点近くにある紳士用品の老舗「田屋」のショーウインドー。
立体感と美しいグラデーションが特徴のネクタイが飾られているが、その多くのデザインを長年にわたって
手掛けてきた。
「流行も意識はしますが、大切なのはオリジナリティー。世界中どこを探してもないようなデザインを
追求してきました」
東京造形大学でテキスタイルデザインを専攻した後、田屋に入社。デザインの勉強のため、何度もイタリアや
フランスに足を運んだ。「頑固さと軸がしっかりしているブランドは生き残る」ことを痛感し、その後の信条にした。
ネクタイに表現するテーマはサクラや紅葉といった花鳥風月、盆栽や和食、京都の風景など「日本の美」から
音楽、酒、星座、銀座の街といったものまで幅広い。このほか、DNAの二重らせん構造や元素記号といった
理数系の素材までも芸術的なデザインに仕上げてきた。
中でも得意とするのがパネル柄。ネクタイをキャンバスに見立てて一枚の絵のように大胆に表現したものだ。
例えば、フランスの作曲家、ドビュッシーの名曲「月の光」をモチーフにした逸品。漆黒の夜空の上に楽譜を斜めに配し、その上を月の光が降り注ぐ。孤独に美しい月光の細かな照り返しまでも織り込まれ、曲想が詩的に
表現されている。
今も年間百本以上のデザインを手掛け、イメージの源泉は枯れることがない。日本人は生まれながらの詩人であるといわれるが、ネクタイの分野でその才能を発揮するひとりだ。
「実は新しい柄が思い浮かばず、困ったことがないんです。この仕事が好きなんでしょうね。未知の分野にも挑戦し続ける心を失わず、これからも銀座らしさが薫るネクタイを作っていきたいと思っています」
(文・羽雁 渉、写真・安江 実)
注 写真説明1、「もとの絵はの平面ですが、織った時いかに立体感を出せるかが大切」と話す佐藤さん=東京都中央区で。
写真説明2、佐藤さんが手掛けたネクタイ。一幅の絵のようだ

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